第15章 中忍選抜第三次試験
•ユヅキside
カブトを探る、三代目がそう言ったのを聞き、私は幻聴なのではないかと耳を疑った
だから、異議を申し立てたが
三代目
「大丈夫じゃ。ここにおる月光ハヤテは優秀な忍じゃ。」
と、三代目に返されてしまった
わかってない…、大蛇丸がずっとそばに置き続けてるってことがどれほどの事なのか
ユヅキ
「優秀とかの問題じゃありません!カブトに着くと言うことは大蛇丸に接触するも同然なんです!危険すぎます‼︎」
ハヤテ
「確かに薬師カブトは危険かも知れません。ですが、野放しにしておいては里の者に危害が出るかも知れないでしょう…。」
何…言ってるの?
それって…
ハヤテ
「つまりは、1人が危険を冒してでもカブトに着くか多勢の犠牲を出すかなんですよ。」
人の命を天秤にかけるってことよね…?
でも…
ユヅキ
「それって、貴方が…」
そこまで言って言葉を止めざるを得なかった
だって、私は彼が死ぬことを前提に話していることとなってしまうからだ
ユヅキ
「……いざとなったら、闘うのは避けて少しでもカブトから離れることを勧めます。」
ハヤテ
「ご忠告ありがとうございます…」
三代目
「では、ハヤテも下がれ」
三代目の言葉で部屋には私と三代目の2人きり
三代目
「さて、理由を聞こうかの」
ユヅキ
「理由、ですか?」
何のだろうか…
よくわからないでいると三代目は深くため息をつく
三代目
「先ほど、お主が執拗なまでにカブトに着くことを止めた理由じゃ。」
何かを隠しているとバレていたらしい
本当のことを半分話した
ユヅキ
「カブトの戦闘能力はカカシさんよりは弱い。でも、頭は誰よりも切れてることがカブトの怖いところです。」
私はカブトに関する知っていることをすべて話した