第15章 中忍選抜第三次試験
三代目
「さてと。静かになったところでユヅキの意見を聞かせてもらおうかの。」
ユヅキ
「何についてからお話ししましょうか?」
三代目
「まずは大蛇丸の目的についてじゃ。」
ユヅキ
「目的は木ノ葉を潰し、サスケを手に入れる事でしょう。具体的には、音の他に他国の協力者がいるはずです。仮にも火は大きな国です。その中心部の木ノ葉を潰そうと思うなら、音だけでは足りないでしょう。パイプがあるはずです。大蛇丸の手足で他里との架け橋にぴったりの者が。」
ハヤテ
「それが…薬師カブト。」
ユヅキ
「はい。サスケを襲ったことも大蛇丸の命令か挑発だと思われます。ただ、サスケを狙っているからと言って私が要らないというわけでは無さそうです。」
ユヅキの言っている事に矛盾を感じたハヤテは指摘する
ハヤテ
「先程、貴女はサスケ君が狙われているから、自分は狙われる可能性が低くなったと言っていましたよね。」
ユヅキ
「最初はそう考えていました。ですが、違いました。」
三代目
「どういう事じゃ?」
ユヅキ
「考え方によって殺される可能性も出てきました。」
三代目
「お主が…ということじゃな?」
黙って頷くユヅキとそれを見つめる2人
ユヅキ
「あの時…カカシさんがいなかったら私は死んでいた。カブトの考えは読めませんでしたが、あの殺気は本物だった…」
三代目
「ハヤテ」
ハヤテ
「はい。」
三代目
「薬師カブトを探れ。」
ハヤテ
「御意」
ユヅキ
「ちょっと待ってください‼︎それはあまりにも危険です‼︎」
声を張り上げ異議を申し立てる
三代目
「大丈夫じゃ。ここにおる月光ハヤテは優秀な忍じゃ。」