• テキストサイズ

うちはの少女

第15章 中忍選抜第三次試験




ハヤテの言葉にユヅキはどう答えればいいのか迷った

なぜなら、ユヅキには随分と前からサスケが大蛇丸を追って里を抜けることが視えていた

まだ決まった訳ではないことを話すべきか考えた

カカシ
「ま、あいつなら使いかねないでしょ。」

黙っているとカカシが助け舟を出してくれ、ユヅキは思わずカカシを見た

それに気づいたカカシはユヅキの方を見て一瞬微笑んだ

ユヅキ
「っ。」

三代目
「大蛇丸の狙いはうちはサスケと断言してよいのか?」

カカシ
「ま、大方はそうでしょうね。」

ユヅキ
「…今、うちはの者は、兄のうちはイタチ、私、弟のサスケしか生きていないことになっていますからね。それに、イタチは既に標的に入ってないでしょう。」

アンコ
「どうして?抜け忍なら…」

ユヅキ
「逆です。強い力がほしい大蛇丸が、わざわざサスケを狙うわけがない。既に1度は戦いが終わっており敵わないと、もう勝負がついていると思われます。だからこそ未完成なサスケを狙うんです。」



ハヤテ
「なるほど。つまりは貴女が狙われにくくなるのは、うちはサスケがいるから、だと。」

ユヅキ
「…はい、そうです。」

ユヅキの言葉に誰もが静まり返る

ユヅキ
(うちはの者は私達兄弟だけじゃない…。けど、私はそれを告げることはないだろう。)

三代目
「…サスケについてはお主に一任しよう。」

ユヅキ
「わかりました。」

三代目
「カカシからサスケを狙った刺客が現れたことは聞いておる。奴について知っておることはあるか?」

ピクリと反応するユヅキ

ユヅキ
「…最初、会った時は気付きませんでしたが、カブトは大蛇丸の部下です。理由はあの声に聞き覚えがあったのと、一瞬だけ見せた姿です。」



/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp