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うちはの少女

第15章 中忍選抜第三次試験





ユヅキは寝たフリのつもりだったが本当に眠ってしまった

そんな中、外から物音が聞こえ扉が開く

カブト
「ふー、優秀すぎるってのも考えものだね…。お互い大蛇丸様の目に留まったのが不幸だったかな。」

カブトが何食わぬ顔で入ってきてサスケの前で止まる

ユヅキ
「ん…、だれ?」

気配で目の覚ましたユヅキ

眠いようで目をこすってカブトの方をじっと見る

カブト
「…。久しぶりだね、ユヅキちゃん。僕のこと覚えているかな?」

笑って話しかけてくるカブトに違和感を感じながらもじっと見つめるだけのユヅキ

カブト
「やだなー。覚えてないのかい?僕だよ、僕。…ほら」

カブトは一瞬の間だけ変化する

その姿は普通の人からすれば、確認できないほどだがユヅキにははっきりと見えた

ユヅキ
「なんで…、いるの…?」

どこか声の震えているユヅキ

カブト
「あ、覚えていてくれたんだね。今日はサスケくんに用があってね…。」

懐からナイフを取り出しサスケに向ける

ユヅキ
「やめて!」

ユヅキの声と同時にカブトは後ろに突如として現れたカカシにナイフを投げる

カカシは簡単にナイフを掴み、涼しい顔をしていた

ユヅキ
「カカシさん!」

カブト
「さすがカカシさんだ。」

不気味に笑みを浮かべるカブト

カカシ
「お前…、ただの下忍じゃないでしょ。サスケに何の用だ。事と次第によっちゃあ…、捕まえて尋問する。」

笑みがだんだんと狂気に満ちてくる

ユヅキ
「っ…。」

治りかけていた震えがまた始まるユヅキ

カブト
「出来ますかねぇ…、アナタごときに」




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