第15章 中忍選抜第三次試験
ハヤテ
「これ以上の試合は私が止めますね…。第1回戦、勝者うちはサスケ…。予選通過です!」
その声とともにサスケの呪印は引いたが、直後体の力が抜けて前に倒れこむ
それをカカシが腕で受け止める
カカシ
「ま!1時はどうなるかと思ったがよくやったな」
サスケ
「……フン」
そういってサスケは気を失ってしまった
カカシ
(…サスケは目が覚めてから呪印の封印だな…)
カカシはサスケを抱えて会場を出た
カカシ
「!」
カカシは出てすぐのところで奏多にしがみついているユヅキを見つけた
カカシ
「おい、ユヅキ!」
ユヅキ
「さ、…スケは?」
目には涙を浮かべながらも必死に堪えている
カカシ
「少し気を失っているだけだ。目覚め次第、呪印を封印する。それより、ユヅキこそ大丈夫なのか?」
ユヅキ
「大丈夫…です」
そういうが何の説得力もないその言葉にカカシは呆れる
カカシ
「…全然大丈夫そうには見えないよ」
ユヅキ
「呪印の、封印には…立ち会います。」
(奏多は猫に…)
奏多
(わかった)
ユヅキの通りに奏多は猫の姿に変化し、ユヅキは呪印の痛みを感じながらもカカシに頼んだ
カカシ
「…わかったよ。ただし、無茶だけはしないこと。いい?」
子供を諭すかのような言い方に、多少困りながらもユヅキは了承した