第14章 中忍選抜第二次試験
巻物に刻まれていた口寄せの術式からイルカがでてきた
イルカから第二の試験の合格が言い渡された
イルカ
「無事合格を祝って、一楽のラーメンでもおごってやりたいところではあるが…」
ナルト
「やったーー‼︎」
ナルトは興奮のあまりイルカに飛びついた
ナルトが大喜びする中、サスケとサクラは気が抜けたのか座り込んだ
イルカ
「落ち着きのないとこは相変わらずだな。」
サスケ
「なるほどな。もしオレらが試験途中で巻物を見たら、どうするつもりだったんだ!」
サスケの問いにイルカは説明した
イルカ
「開かれた場合、その受験者には試験終了時刻まで気絶していてもらうよう命じられていた。」
サスケ
「フン…。開かなくてよかったな、お前ら。」
サスケはナルトとサクラを見て言った
ユヅキ
「え?開こうとしてたの?」
その話を聞き、ユヅキは「聞いてない」と奏多を見た
奏多
「邪魔が入ったんだ、仕方ない」
ユヅキはムスッとした顔をして奏多に睨みを利かしていた
するとサクラが思い出したかのように壁を指差した
サクラ
「ところであの壁紙はなんなの?」
イルカはその壁紙の説明をした
イルカ
「これが、オレが仰せつかった伝令のすべてだ!最後の第三の試験、ムチャはするなよ…」
イルカは心配そうな顔をして言った
ナルト
「木ノ葉の額当てもらった時からオレってばとうアカデミーじゃないんだぜ‼︎心配無用だってばよ‼︎今は忍者なんだからな‼︎」
ナルトの言葉にイルカはみんなを見くびっていたのだと気が付いた
イルカ
(この子たちの力を本当に分かっているのは、カカシさん、あなたの方かもしれませんね…)
ユヅキ
「イルカ先生、大丈夫ですよ。みんな強くなってますから…」
ユヅキはイルカのそばに駆け寄り小さな声で言った
イルカ
「‼︎…そうだな。」
イルカはいつもの様に笑った