第14章 中忍選抜第二次試験
•ユヅキside
奏多と話していたら、塔の方から聞き覚えのある声が聞こえてきた
「おかげで巻物もそろったってばよ!」
てばよ?ナルトくんか…
ユヅキ
「奏多、行こう。」
奏多と共に声のする方へと向かった
茂みを抜けるとみんながいた
ユヅキ
「みんな!」
ナルト
「お、ユヅキ!大丈夫なのか?」
ユヅキ
「もう、大丈夫だよ。」
カブト
「じゃ、ぼくらはこれで…。お互い頑張ろう!」
みんなはこの人に助けられたらしい
でも、引っかかる
私はこの人に会った事があるのかもしれない
この声、どこかで聞いていた
私がそんな事を思っているうちに知らない人たちは違う扉を入っていった
サスケ
「本当に大丈夫なのか?」
ユヅキ
「サスケこそボロボロだよ⁉︎大丈夫?奏多に支えてもらう?」
サスケ
「…大丈夫だ」
サスケはサクラちゃんに支えられていた手を払って1人で立ってみせる
ユヅキ
「みんなも大きな怪我は無さそうだね!」
ほっと一息つく
サクラ
「まだ、一息つくのは早いわよ。さ、中に入りましょう!」
サクラちゃんに促されて、ナルトくんが扉を開けた
入ってみるとそこには誰もいなかった
壁の正面には三代目によって何かが書かれていて、サクラちゃん曰く両方の巻物を開けてみろとの事
サクラちゃんとナルトくんは巻物を手にし、息を呑み、広げた
そこには口寄せの術式が書かれており、動いていた
ユヅキ
「投げて!」
サスケ
「巻物を放せ‼︎」
ナルト・サクラ
「‼︎」
2人は巻物を軽く投げた
ボフンっと忍術独特な音を立て、煙に包まれた人の姿を見て驚いた
サスケ
「あんたは‼︎」
イルカ
「よ!久しぶりだな。」