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うちはの少女

第14章 中忍選抜第二次試験





ユヅキ
「ここはどこ?」

目を開けると広がっていたのは真っ白な空間

そこにいるのはユヅキだけ

ユヅキ
「なんでこんなところに…」

自身の置かれた状況を理解できず、辺りを浮浪する

そして、そこに突然現れる人影

霞む目の前

ユヅキ
「誰?」

ユヅキの声に応えるように影は重く話し始める

??
「お前、のせいだ…。お前のせいで…、一族は…、父さんや、母さんは…!兄さんだって…‼︎」

ぼやけていた視界が鮮明になりその場にいたのは

ユヅキ
「さ、すけ…?」

サスケはユヅキの肩を掴み、押し倒す

サスケ
「お前のせいで…‼︎」

先ほどより近くにあるサスケの顔は、目は憎しみや恨みを孕み、それをユヅキへと向けていた

サスケはゆっくりとユヅキの首を絞め始める

ユヅキ
「く、るし…っ‼︎ ……サスケっ」

サスケの手を離そうともがく

助けを求めようにも自分と相手以外はいない

そして、サスケの顔は段々と歪んでゆき

サスケ
「お、まえの…せいで…っク、ぉれは…、オレは…」

目から溢れる涙をユヅキの頬へと落としていた

ユヅキ
(あ…。サスケが泣いてる。これもなんだ…。ゴメンね、全部奪って。)

ユヅキはサスケの手を離させ、サスケを抱きしめた

ユヅキ
「いつも勝手ばかりでごめんね。苦しめてばかりでごめんね。」

サスケは立ち尽くす

サスケ
「本当のことを…教えてくれ」

サスケから離れるとサスケは涙を流したままだった

ユヅキ
(私は怖かった。サスケが本当のことを知ってしまうと私を殺すのではないのかと。でも、もういいよ。)

ユヅキはサスケに全てを話すことを決意した




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