第14章 中忍選抜第二次試験
それから時間も経ち、試験4日目
ユヅキは目覚めることがなかった
その間、奏多がユヅキをずっと抱えていた
3人は取った魚を焼いて食べながら話していた
サスケが飲み水をくんでくると立ち上がり消えた時、ナルトが巻物を開封すると言った
サクラはルール上それは出来ないことだとナルトを止めるが、結局一緒になって見ようとした
ナルトが恐る恐る巻物を剥がそうとした時、両手を掴まれて止められた
カブト
「やめた方がいい、ルールを忘れたのかい…!」
ナルト・サクラ
「‼︎」
戻ってきたサスケは人の気配に飛び出るが、カブトであり、事情を聞き、2人に向かって救いがたいと吐いた
カブトは前回の試験で巻物を開けた者の末路を語った
サスケ
「奏多も見てないで止めてくれてもいいだろ。」
奏多は自分には関係ないと吐き捨てた
カブト
「彼らは誰なんだい?」
カブトは一次試験にはいなかったユヅキと奏多について尋ねる
サクラ
「ユヅキは私達の仲間です。彼の方は…」
言葉を濁すサクラにサスケが言う
サスケ
「今の奏多はユヅキの飼い猫が人になった姿だ。」
その言葉にサクラとナルトも反応する
サクラ
「え⁉︎あの猫なの⁉︎」
ナルト
「あのいけ好かねえ猫がアイツなのかよ‼︎」
ナルトは奏多を指差し言う
奏多は魘されているユヅキの顔色を窺うばかりでナルトには目もくれない
カブト
「ま、忍犬の猫版みたいなかんじなのかな?それより大丈夫かい?その子は」
サクラ
「3日前から眠ったままなんです。」
カブト
「え?それは大変だ。僕が見てみようか。」
ナルト
「へ?」
カブト
「こう見えても医療忍術が少しだけど使えるんだ。」
サクラ
「それなら、見てもらいましょ!」
サクラはカブトの提案にのるが、サスケはあまり進まなかった
奏多
「ダメだ。ユヅキには触れさせない。それに、そのうち落ち着いてくる。心配の必要はない。」
カブト
「でも、本当に大丈夫かい?何かあったら大変じゃないか。」
カブトの押しにサクラとナルトも乗っかる