第13章 中忍選抜第一次試験
サスケ
「次はあいつをのしてやる…」
ナルト
「ふん、ボロ負けしたくせによ。」
サクラ
「ちょ、何よ!ナルト、アンタ!」
ナルトの一言で一触即発の雰囲気になってしまった
ナルト
「お前も見ただろ、あいつの手。あのゲシマユはすっげー特訓したんだろ。毎日、毎日、お前よりもな、そんだけのことだってばよ。」
ユヅキ
「ナルトくんも瞬殺だったけどね。」
ナルト
「うるせー‼︎」
さっきまでの空気が嘘だったかのように、いつも通りの空気が流れ込んだ
サスケ
「行くか、ユヅキ!ナルト!サクラ!」
ナルト
「オーー‼︎」
試験会場の301に行くと扉の前でカカシが立っていた
カカシ
「サクラも来たか…」
ここで、初めてユヅキを除いた3人は3人1組または4人1組でしか受験できないことを知った
カカシはそれを言わなかった理由などを簡潔に告げ、3人を送り出した
ユヅキ
「頑張ってね。」
ナルト
「お前も行くんだってばよ‼︎」
カカシ
「いや、この試験は3人1組制だから、ユヅキは待機。じゃ、行ってこい!」
3人は少し納得していないようだったが、扉を開け部屋の中へと入っていった
3人が入った後
ユヅキ
「私は何をしていればいいんですかね?」
カカシ
「さっき言ったでしょ、オレと一緒に待機。」
カカシとユヅキは待機場所へと向かった
その途中、ユヅキは気になっていたことをカカシに聞いた
ユヅキ
「ガイ先生とライバルって本当ですか?」
カカシ
「…誰に聞いたの」
ユヅキ
「ガイ先生です。」
カカシは長いため息をついた
カカシ
「なに言っちゃってくれてんだか。」
ユヅキ
「ガイ先生は自分の方が強いって言ってました。嘘ですよね?」
カカシ
「なに?オレの方が強いって思ってくれてるの?」
ユヅキ
「それもありますけど、カカシさんが本気でやってるかって思ったらやってないだろうと思っただけです。」
ユヅキの本音にカカシは喜んでいいのか悪いのか悩んでいた