第13章 中忍選抜第一次試験
ナルトの問いにカカシはあやふやにごまかして答えた
ナルト達は納得はいってないようで、カカシは無理やり話をそらした
カカシ
「中忍試験といっても推薦は強制じゃあない。決めるのはお前達の自由だ。受けたい者だけサインして明日の午後4時までに学校の301に来ること、以上!」
そういって、カカシはその場から直ぐに消えてしまった
その後、4人もその場を後にする
ナルトは相変わらず想像力豊かに浮かれていた
サスケは強敵と闘えることに柄にもなく少し興奮しながらも冷静を装っていた
そんな中、浮かない顔をしているサクラ
その三者三様を後ろから見ているユヅキ
特に、悩んでいるサクラの相談に乗ってあげたいと思ったが、ここは彼女自身が解決すべき問題のためどうすればいいのか少し考えていた
だが、考えている間に2人と別れるところまで来てしまった
ナルト
「じゃあな〜〜‼︎」
ナルトは走って帰って行った
サクラ
「、じゃあまた明日。」
あからさまに元気がないサクラ
ユヅキ
「サクラちゃん!」
思わず声をかけてしまった
サクラ
「なに?ユヅキ」
そう言ったサクラの顔は無理して笑っていた
そんな顔を見てユヅキは何も言えなくなった
ユヅキ
「なんでもないよ。また明日ね。」
ユヅキがそう言うとサクラは帰っていった
サスケ
「ほら、オレ達も帰るぞ。」
サクラの後ろ姿をじっと見つめているユヅキ
ユヅキ
「うん。」
返事はするものの動かないユヅキにサスケは痺れを切らし腕をひいて帰った
家に着くと、猫の奏多がいて2人を出迎えていた
2人がただいまと言うと、にゃーんと鳴き声をあげた
サスケ
「布団、そのうち入れとけよ。」
サスケはそういうと部屋に入ってしまった