第13章 中忍選抜第一次試験
翌日、カカシから呼び出された第七班のメンバーは、集合場所の橋の上で待機していた
サクラ
「は〜〜〜ぁ、もう!」
サクラは非常に不機嫌だった
サクラ
「ねェ!ねェ!ねエ‼︎こんなことが許されていいワケぇ⁉︎何であの人は自分で呼び出しといて常に人を待たせるのよ‼︎」
ナルト
「そーだ!そーだ!サクラちゃんの言う通りだってばよォ‼︎」
サクラ
「寝坊したからってブローをあきらめて来る乙女の気持ちどうしてくれんのよ‼︎ねぇ!ユヅキ‼︎」
ユヅキ
「え⁉︎」
突然振られたものだから驚いた
ユヅキ
「え、あぁ、うん。こ、困るよね…。」
雰囲気に合わせて相槌をうった
サスケ
「…。」
ナルトは自身も寝坊したから顔も歯も洗ってないとカミングアウト
サクラに汚いと言われても笑っていた
それから少ししてカカシがようやく現れた
カカシ
「やあ!お早う諸君‼︎今日はちょっと人生という道に迷ってな…」
サクラ・ナルト
「ハイ!嘘ッ‼︎少しは反省しろ!」
ナルトとサクラは声を合わせてカカシに言った
カカシはナルト達のそばまで移動し話し始めた
カカシ
「ま!なんだ…いきなりだがお前達を中忍選抜試験に推薦しちゃったから。」
サクラ
「え⁉︎」
サスケ
「!」
反応を示す2人
ナルト・ユヅキ
「…」
反応を示さない2人
サクラ
「何ですって〜〜‼︎」
冗談だと思い怒るサクラと
ナルト
「そんなこと言ってもごまかされ…」
反応の薄いナルト
カカシ
「志願書だ。」
スッと差し出されたカカシの手には3枚の紙
サクラ
「先生!私たち4人なのに3枚しかないわよ?」
カカシ
「これはお前達のだ。で、こっちがユヅキの。」
空いた片方の手を懐に入れて、出てきた手にはもう1枚の紙
ナルト
「なんでユヅキだけ別なんだってばよ‼︎?」
ナルトはユヅキを指差してカカシに言った