第12章 一刻の夢
•カカシside
三代目様に呼ばれ、ユヅキと執務室に行った
すると三代目はユヅキを元の生活に戻すという
ユヅキは反対しなかった
三代目が決めたのなら仕方がない
ユヅキを思っての事だろうと思っていた
でも違った
本当はサスケのブレーキ役にする為だった
それを聞かされ、オレはどうすればいいのかわからなくなっていた
話も終わり、オレは1人帰宅
混乱する頭を休める為にとりあえず床に着いた
しばらくするとユヅキが帰ってきた
ユヅキ
「もしかして、私が勝手に決めた事怒ってます?」
カカシ
「………怒ってない。」
これは怒りじゃなくて哀しみの方が大きい
カカシ
「少し、ほんの少しだけ落胆してる。」
ユヅキ
「落胆?」
そう、願った通りにことが運ばなくてがっかりしてる
カカシ
「そう、落胆。告白したし、サスケよりもオレを選んでくれる事にかけたんだけどなぁ…。」
なんて言っても未練がましいだけか…
ユヅキ
「カカシさん、私は私の使命を全うするまでですよ。それに、言ったじゃないですか。私が大人になるまで待っててくれるって。」
そう言ったユヅキの声はいつもと違って決意や悲しみなどの感情が読み取れた
まさか…
カカシ
「死ぬ気…、じゃないだろうな。」
お互い顔なんて合わせなくても解ることだってあるんだよ
カカシ
「なんでわかったんだって思ってる?さすがに長く居ればわかるよ。ユヅキのことならね。」
オレがどれだけお前のこと好きだと思ってんだよ
気付くのは遅かったがもう何年も前からだろうからな
それに、目が離せないモンなんだって…
人一倍何しでかすかわからないからな
それに奏多の秘密も知っちゃったしねー?