第12章 一刻の夢
•ユヅキside
サスケの家を出た私はカカシさんの家に戻った
鍵が開いていたからそのままはいったけど、カカシさんが見当たらない
ユヅキ
「カカシさん?いないんですか?」
とりあえず声をかけてみると、奥の部屋(カカシさんの寝室)から、いるよ、と小さな声が聞こえた
寝室に入ってみると、カカシさんはベッドで寝ていた
ユヅキ
「どうしてこんな時間に寝ているんです?」
話しかけながら、少しずつ近づき、反対向いて寝ているカカシさんの後ろに腰掛けた
カカシさんは明日は朝早くから1人で任務だそうだ
というか、さっきからカカシさん怒ってる?
ユヅキ
「もしかして、私が勝手に決めた事怒ってます?」
カカシ
「………怒ってない。」
ユヅキ
「何ですか、その間」
怒ってるっていうよりは拗ねてる?
「少し、ほんの少しだけ落胆してる。」
落胆?私がそう尋ねると
カカシ
「そう、落胆。告白したし、サスケよりもオレを選んでくれる事にかけたんだけどなぁ…。」
なんですか?それ
子供ですか…
それに知ってますよ。
三代目様は最初から私をサスケと同居させる気しかなかったのを
そして、そろそろあの人達が動き出すことも
サスケの様子もおかしいから側にはいたい
でもね?
ユヅキ
「カカシさん、私は私の使命を全うするまでですよ。それに、言ったじゃないですか。私が大人になるまで待ってくれるって。」
私が貴方に全てを話す日は来ないかもしれないですけどね
その時は奏多にでも頼んでおきますから
カカシ
「死ぬ気…、じゃないだろうな。」
ユヅキ
「カカシさん?」
…なんで?
わかっちゃうの?
カカシ
「なんでわかったんだって思ってる?さすがに長く居ればわかるよ。ユヅキのことならね。」