第11章 護衛任務
•ユヅキside
目が覚めたら、見覚えのある天井が広がっていた
ユヅキ
「ここは…」
カカシ
「おはよう、ユヅキ。」
ユヅキ
「…おはようございまッ‼︎」
起き上がろうとして、体に激痛が走った
カカシ
「もう、無理しないの‼︎」
体を支えてくれるカカシさん
ユヅキ
「すみません。」
謝って済む問題でも無いんだけどね…
カカシ
「あの時、どうして飛び出してきたんだ?」
正直に答えなきゃダメだよね?
ユヅキ
「……近付いてくる多勢が町民ではなかったからです。再不斬がやられた保険として来たのなら、あんな弱い人たちが来るわけありません。だから、向かって来るのは再不斬を始末しに来た雇い主達と判断しました。」
カカシ
「で?」
ユヅキ
「もう闘う理由はないと判断し、止めに入ったんです。ですが、失敗に終わりました。」
私が話し終わると、カカシさんは大きくため息をついた
ユヅキ
「…すみませんでした。」
自然と俯いてしまう私
カカシさんは私を優しくだきしめてくれた
カカシ
「二度とするな。約束しろ。」
そういったカカシさんの声は低く怖さを感じたけど、カカシさん体はとても温かかった
少し、意識してしまうね…
ユヅキ
「出来ることなら私もお断りしたいですね。」
その約束は果たせない確率の方が高いだろう
もしサスケや兄さん、貴方が危険となった時は迷わず身体が動きそうですよ…
私の大切な人を守るために……、ね…?