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うちはの少女

第11章 護衛任務




•カカシside

オレが動けなくなっている再不斬にトドメをさすために雷切を出した

ユヅキ
「殺してはダメ‼︎」

そうユヅキの声ははっきりと聞こえはした

それでもオレは再不斬に向かって走り出した

そして、いつも感じない違和感がそこにはあった

カカシ
「‼︎」

目の前には、再不斬を庇おうとして割り込んだであろう少年ハクとその少年を庇うかの如く向き合うユヅキ

その2人を貫いているオレの腕

何なんだ…

これじゃ、あの日と……

ユヅキが…死んでしまう……

ハクはオレの腕を掴んできた

ユヅキの息が浅くなっていく…

少年のほうはもう…死んでいた

ユヅキ
「死、なせ…ない…。」


再不斬が太刀を振りかざそうとしていた

まとめて斬るつもりか

サクラ
「カカシ先生‼︎」

オレはユヅキと少年と後ろに下がった

ゆっくりと腕を2人の体から抜いた

ユヅキ
「っゔ…」

カカシ
「ユヅキ、なぜ飛び出した⁉︎」

ユヅキ
「もう、たたか…りゆ……が、」

必死に話そうとしているが、何を言っているのかが全然わからなかった

サクラがサスケの話をした時、ナルトは何も答えなかった

それを見てユヅキは血で真っ赤に染まったまま動き出してしまった

カカシ
「待て!」

そう言ったが、ユヅキには届いていなかった

再不斬
「カカシ!よそ見してる暇はねーぞ‼︎」

かかってくる再不斬にオレは蹴りを入れた

再不斬
「どうしてだ…、なぜ…ついていけない……」

頭に血の上った再不斬の攻撃は単純で、両腕を使えなくするのはまだ簡単だった

??
「おーおー、ハデにやられてェ……、がっかりだよ……。再不斬。」

ぞろぞろに人を引き連れ、その先頭に立つ者に向かい再不斬はガトーと言った

……こいつが…

ガトーはどうやら初めから再不斬を利用するつもりだったらしい

ガトーに群がる奴らの耳障りな笑い声

再不斬
「カカシ…すまないな……。闘いはここまでだ。オレにタズナを狙う理由がなくなった以上、お前と闘う理由もなくなったわけだ。」

カカシ
「ああ…、そうだな。」



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