第11章 護衛任務
•ユヅキside
私本体は橋の下でサスケがクナイに血を付けるの待った
戦況は影分身を通じてなんとか見えてるんだけど…
相変わらず、サスケとナルトくんの方は結構押されている
サスケは豪火球の術を使ってはみるものの、全く歯が立ってなかった
奏多
「サスケ、大丈夫?」
隣にいた奏多が、私の顔を覗き込んできた
ユヅキ
「わからない…。本当に危なくなったら、サスケがやらなくても私がやる。その時はサスケとナルトくんの事、頼むね。」
そうこうしているうちにカカシさんと再不斬の戦いが始まってしまって、わがままを言っている場合ではなくなってしまった
ユヅキ
「私、戻るよ……。タズナさんを守るのが任務…、なら側にいないと……。」
奏多
「……。わかった、サスケは任せろ。」
濃霧の中、影分身のいるところに向かった
幸い、入れ替わりは誰にも気づかれなかった
そのままタズナの後ろに回り込み護衛する
次の瞬間、再不斬が霧の奥から現れた
ユヅキ
「後ろ!」
背中の太刀を抜いて、再不斬に構えたが、そこにカカシさんが入り込んで来た
再不斬
「遅い‼︎」
両手で振るわれる首斬り包丁
サクラ
「きゃああああ‼︎」
カカシさんに当たらないようにと構えた太刀は、力負けして簡単に私を飛ばす
軽くではあるがカカシさんが切られてしまった
胸からお腹へとかけて斜めにやられた傷口からは血が溢れ出てくる
右肘から着地した私は右腕の痛みに耐えていた
再不斬
「悲劇の一族の末裔か…。」
空いた手でクナイを投げ込む
軽く足を傷付ける程度で済んでしまった
再不斬
「チッ、このガキが…」
ユヅキ
「わたしもその一族の端くれです。」
再不斬
「ハクの秘術を破った者はいない。過去一人としてな…」
再不斬は呪印を結んで、濃霧に消えてしまった
カカシさんは動くなと指示を出し、オリジナルの術で倒すと断言した