第11章 護衛任務
•ユヅキside
カカシさんが…私を好き……
そう告げられた時、頭の中は真っ白になった
それと同時にくる恥ずかしさ
やはり面と向かって言われると照れる
あぁ、顔が火照ってくる
こんなに距離が近いと嫌でも聞こえちゃうよ…
心の声が、考えてる事が…全部わかっちゃうよ……
そっちからも、カカシさんが私をどれだけ好きなのかがわかる
今のカカシさん、ほぼ私の事しか考えてないもん‼︎
カカシ
「ユヅキちゃん?」
カカシさんは1度抱きしめていた手を離して座り直した
ユヅキ
「そんなの…反則です、よ。」
すごく恥ずかしいし照れるんだから!
カカシさんも少しは赤くなってるんだろうけど、マスクはもう元に戻ってるし、額当てをズラしてるから顔なんてほとんど見えないも同然
それよりも答えなきゃ…
ユヅキ
「私は…」
カカシ
「あー、返事はいいよ。ユヅキが知っていればいいからさ。それに、ユヅキが大人になるまで待つよ。」
そんな真面目な顔して言わないで下さい
こっちが恥ずかしいんですからね?
ユヅキ
「……そうですね。私が大人になってもその気持ちが変わらないなら考えますよ。」
私は笑った
きっと変わることはないと思いたいな…
あなたが私の帰る場所なら安心してどこへでも飛び立てるから……
恋愛感情がどんなものかはまだ知らないけど、もしかしたらこの思いに近いものなのかも知れないね
そんなことを思いながら私とカカシさんは家の中へ入った