第11章 護衛任務
•カカシside
ユヅキ
「それより…どうして…。」
あ、ヤバい……
泣かせちゃった……
カカシ
「悪い、泣かせるつもりはなかった。」
そんなこと言っても、まぁ、押し倒してる格好なワケで…
……説得力ないな…
オレは起き上がり、ユヅキの身体を起こさせてから、優しく抱きしめた
カカシ
「聞いてくれ、ユヅキ」
ユヅキ
「何、ですか…」
カカシ
「オレは、」
大きく息を吸ってから
カカシ
「お前が好きなんだ」
心に閉まっておくはずの感情をユヅキにぶつけた
あー、心臓がドキドキうるさいねー?
恥ずかしいなー
てか、ユヅキ何も反応ないし…
抱きしめてるユヅキの顔を見ようとしたら見えなかったけど、
耳が真っ赤!
……照れてるのか⁉︎
カカシ
「…ユヅキちゃん?」
照れてる顔見たさに抱きしめるのをやめるて向き合うように座り直した
本当に耳まで真っ赤になって照れてた
ユヅキ
「そんなの…反則です、よ。」
睨んでるつもりなのね…
でもさ、オレから見たら上目遣いで照れてる子だから!
もう、ヤバいこっちまで照れてくる……
ユヅキ
「私は…」
カカシ
「あー、返事はいいよ。ユヅキが知っていればいいからさ。それに、ユヅキが大人になるまで待つよ。」
ユヅキ
「……そうですね。私が大人になってもその気持ちが変わらないなら考えますよ。」
そう言って笑った
心配しなくても、この感情はずっと変わらないよ……
これが、最初で最後だからな……