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うちはの少女

第11章 護衛任務




•ユヅキside

イナリ
「……。」

ユヅキ
「イナリくんにとってお父さんは大切な人だったかも知れない。でも、そんなお父さんが今のイナリくんを見たら何ていうかな?」

イナリ
「きっと…怒ってる。」

ユヅキ
「それより辺りを見てみればいいよ。君の近くにはいつもタズナさんやツナミさんがいるよ。」

イナリ
「……うん。お姉ちゃんは?」

ユヅキ
「私にはカカシさん、サスケやナルトくんにサクラちゃん。それに奏多がいるよ。」

イナリ
「あの猫?」

ユヅキ
「うん。イナリくんはね、もう少し甘えてもいいんだよ。ツナミさんやタズナさんに。」

イナリ
「そっか…」

イナリくんの表情が緩くなってきてる

ユヅキ
「ナルトくんは君のことが放っておけないんだよ。」

イナリ
「……。お姉ちゃん、さっきは突き飛ばしてごめんなさい。」

ユヅキ
「私なら大丈夫だよ。それより寒くなってきたからもう中に入った方がいいよ。」

イナリ
「お姉ちゃんは?」

ユヅキ
「もう少しここにいるよ。」

イナリくんは家の中に入った

と同時に出てくるカカシさん

カカシ
「さっきの昔話、聞いたことある話だったな〜。」

ユヅキ
「盗み聞いてたんですね、悪趣味ですよ。」

いつも通りニコニコ笑ってるカカシさん

カカシ
「本当にそんな事思ってるわけ?」

ユヅキ
「そんなことって?」

カカシさんはイナリくんのいたところに座り込んだかと思うと急に真面目な顔になって

カカシ
「自分が殺されるべきだったとか思って、オレの近くでずっと居たのかって事。」

気付くと押し倒されていた

ユヅキ
「えぇ。……ずっと考えてましたよ」

いつもなら直視できるカカシさんの顔を見れずに顔を反らした

するとカカシさんはいつも顔を覆っているマスクを下にずらし私にキスをした



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