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うちはの少女

第11章 護衛任務




•カカシside

そして、奏多が自身について話し始めた

奏多
「まず、吸血鬼と言ったが、そんな簡単に言い表せるようなものではない。それについてから話し始めよう。

六道仙人。アイツが創造主だ。元々は人だったが、アイツの力を分け与えられ、人ではなくなった



不老不死の化け物になった」

化け物……


奏多
「六道は自身が死ぬ際、私も殺してくれるといったが、アヤツは私を置いていった。六道の死後は時が過ぎるのが遅かった。死ぬことばかり考えとった。そこにある者が現れた。そいつは大蛇丸。」

大蛇丸!

どうして大蛇丸なんかと…

奏多
「大蛇丸は私を実験体として様々な研究をした。そして、私は肉体と精神を切り離された。」

肉体と精神を…切り離す…?

奏多
「そして、大蛇丸に操られ、ユヅキの中へと入れられた」

ユヅキの中…?

奏多
「ユヅキは大蛇丸のところにいた時は心を閉じ込められていた。そして、ユヅキの身体を操っていた。」

ユヅキの身体を操る…?どういうことだ?

奏多
「洗脳され、精神を他人の身体に入れられたということだ。例えるなら、山中一族の心転身の術の応用みたいなものだ。そして、大蛇丸に従い、人を大量に殺した。」

心転身の術…確か術者が他人の身体を乗っ取る術

ユヅキは大蛇丸に操られていたわけか

奏多
「殺戮が日常となっていたが、ユヅキは幼いながらによく耐えたと思う。そして、ユヅキの感情に触れるうちに自身を取り戻し、最終は仕方なく大蛇丸に従い、ユヅキを逃す算段を立てていた。が、お前とイタチが助けに来た。」

あの時…か

奏多
「ユヅキは兄が目の前にいるのだとわかると、これまでにない力を見せた。輪廻眼の開眼。それと同時に私の精神はユヅキの身体から離れられた。」

そんな事が…あったのか

ユヅキに聞いてもまだ納得がいってなかったが、これを聞けば辻褄が殆ど合う……


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