第11章 護衛任務
•ユヅキside
目が覚めた
…首と足痛い
サスケの背中で寝ていたのを思い出した
まぁ、変な体勢で寝ていたら当たり前かな…
ユヅキ
「サスケ、おはよう。」
サスケは私が起きたのに気付いたみたいだから、声をかけた
サスケ
「少し、外で話せないか?」
外で…?
ユヅキ
「うん、いいよ。」
ナルトくんとサクラちゃんに少し外に行くと言ってからタズナさんの家を出た
ユヅキ
「聞かれたくない話…かな?」
まぁ、奏多のことか、カカシさんのことだよね…
なんて思いながら、外に出てすぐに聞いた
サスケは黙って私の手を取って森の中へと進んだ
サスケは足を止め、私の手を離した
サスケ
「カカシの眼、あれはどういうことだと思ってる?」
カカシさんの話ね…
まだ仮定の話になっちゃうけど…
ユヅキ
「まだ確証はないんだけど、眼に傷があったよね?」
サスケ
「あぁ」
ユヅキ
「あの傷があるなら、きっと一度は眼も切られているはず…。それから多分移植したんだって考えてる…」
サスケ
「移植…?」
ユヅキ
「昔の話、うちはのある者が眼の使いすぎで失明した。そして、その者は自身の兄弟の眼を奪い自分の物とし、また眼が光を映し出すようになった。」
サスケ
「その話…」
ユヅキ
「眼の移植は昔からあったってことだよ。写輪眼がうちはの者だけが開眼できるとしても、その眼さえあれば他人に移植しても能力は使えるんだと思う。」
……昔話は本当のことだけど、それ以外は想像にすぎない
いや、昔話も本当のことかわからないけど…
サスケ
「…聞いてもいいか?」
……何を知りたいんだろうか
私には秘密が多すぎて
わからない