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うちはの少女

第11章 護衛任務




•カカシside

カカシ
「お前は霧隠れの追い忍だな……」

オレは突如として現れた少年に言った

少年
「さすが…、よく知っていらっしゃる」

ナルト
「追い忍?」

少年
「そう、ボクは“抜け忍狩り”を任務とする霧隠れの追い忍部隊の者です。」

背たけや声からして、まだユヅキ達と大して変わらないってのに…、追い忍か…

ただのガキじゃないね、どーも…

ナルト
「なんなんだってばよ‼︎お前は‼︎?」

ナルトが少年に対し叫びだした

カカシ
「安心しろ、ナルト。敵じゃないよ。」

ナルトはザブザが自分と歳の大差ない少年に殺されたことに納得できないらしい

カカシ
「ま!信じられない気持ちも分かるが、が、これも事実だ。この世界にゃ、お前と同い年でオレより強いのも居るしな。」

オレはユヅキの方をちらりと見た

ナルトは納得した様に黙った

少年は再不斬を担いで消えた


カカシ
「フーーーー。」

オレは上げていた額当てを下ろし写輪眼である左目を隠す

カカシ
「さ!オレ達もタズナさんを家まで連れて行かなきゃならない。元気よく行くぞ!」

ユヅキが少しずつこちらに向かって歩いていた

タズナ
「ハハハッ!皆超すまんかったのォ!ま!ワシの家でゆっくりしていけ!」

あ、ヤバイかも

体に力が入らなくなってく…

その時何かによって支えられていた

ユヅキ
「何やってるんですか、危ないですよ。」

ユヅキが前に倒れ込んだオレを自身の背中に乗せるように支えていた

サクラ
「なに⁉︎え…⁉︎どうしたの‼︎?」

そんなオレを心配してかみんなが駆け寄ってきた

ユヅキ
「きっと、写輪眼の使いすぎでチャクラ切れの寸前なんだよ。」

ごもっともです…

ユヅキ
「先生のことどうやって運ぼうか…。うん、一番安全そうなコレだね。」

と言ってユヅキがオレを横抱きでかかえる

なにこれ、公開処刑…?

サスケ
「おい、ユヅキ。オレがやる。」

いやいや、止めて!これ、やめさせて!

ユヅキ
「大丈夫。サスケは荷物だけ持っといて」

サスケ
「…疲れたらすぐ言えよ、変わってやるから」

え?マジでこれで行くの…?


オレは、恥ずかしくて顔をずっと手で覆ってた


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