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うちはの少女

第11章 護衛任務




•ユヅキside

私は今、カカシさんに抱きかかえられる形で水の球体の中にいた

ユヅキ
「カカシさん、この人の手をここから一瞬でも抜ければいいんですよね?」

カカシさんの耳元でそっと聞いてみた

カカシ
「あぁ。」

それなら…

いける!

私は球体の外に影分身を出した

カカシ
「どうやって…⁉︎」

影分身でも少しは戦える

なんて、私がそんなことしていたらナルトくんが突っ込んで行き、蹴り飛ばされていた

ナルトくんは立ち上がると、もう一度突っ込んで行こうとしていたが、止めた

影分身の私が額当てを拾ってナルトくんに渡した

ナルトくんは額当てを付け直し、再不斬を挑発した

ナルト
「いずれ木ノ葉隠れの火影になる男、木ノ葉流忍者!うずまきナルトってな‼︎」

ナルトくんが言い終わると、影分身の私は再不斬に向かって行った

私が再不斬とやりあっている中、ナルトくんとサスケがコソコソと話し合っていた

再不斬は私と戦いながらも口数は減らなかった

そして、霧隠れの里の卒業試験の話となった

再不斬
「生徒同士の“殺し合い”だ。」

卒業試験が、殺し合い…?

一瞬、動きを止めてしまう

再不斬にそれを見抜かれ、刀で斬られた分身は消えてしまった


この人は幼いながらに私とは違うけど人を殺してきた

違いは本人の意志

いや、本当は私も私の意志を持ってして殺していたのかも知れない

思わず唇を噛み締めすぎて、口から血が流れる

カカシ
「お前とは違う。あいつは殺しを楽しんでる。」

カカシさんは私の唇から流れた血を手で拭う

カカシ
「あいつは自分の意志で殺してきたんだ。お前とは違う。」

カカシさんは私を落ち着かせようとしていた


それでも…私が殺したのには間違いはないのだ…

大蛇丸によって操られていたあの時、人を何百と殺してきたのには変わりない……



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