第2章 幼い頃の思い出
イタチ
「家まで送っていただきありがとうございました。まさか途中でユヅキが寝てしまうとは……。すみませんもう少しそのままでいてくれませんか?」
イタチはそういうと返事も聞かずに家の中へ入っていった
カカシ
(? この子はどうしたらいいんだ?)
寝ているユヅキのことをじっと見るカカシ
しばらくして、イタチが戻ってきた
イタチ
「すみません、サスケを部屋に連れて行ってました。」
カカシ
「あ、そうだったの。」
イタチは空いた手でカカシに抱っこされているユヅキを受け取ろうとする
すると、
ユヅキ
「…ん。……あれ?ここは……?」
ユヅキが起きた
イタチ「寝ててもいいぞ?疲れたんだろう?」
ユヅキ
「…………。」
イタチは黙ったユヅキの顔を覗き込んだ
イタチ
「どうした?」
ユヅキ
「⁉︎ すみません‼︎すぐに下ります‼︎‼︎」
どうやら自分の状況を理解できていなかったらしく、ユヅキは気付いて焦った
カカシ
「いや、そんなに慌てなくても大丈夫だよ。ほらッ。」
カカシはユヅキを下ろした
ユヅキ
「えっと、送っていただきありがとうございました。寝てしまってすみません……。」
ユヅキはカカシに頭を下げた
それに対しカカシは優しく微笑み、頭を撫でた
カカシ
「子どもはそんなこと気にしなくていいの。それじゃあ、またね。」
カカシは手をヒラヒラと振りながら帰っていった