第9章 新しいチーム
•サスケside
イルカ
「じゃ、みんな。午後から上忍の先生達を紹介するからそれまで解散!」
そういって教室から出て行った
その後、未だに眠っているユヅキを起こした
ユヅキ
「…イルカさん来たの?」
サスケ
「もう終わった。今から昼だ、行くぞ。」
いつもの場所に向かった
ウトウトしながら歩くユヅキ
ユヅキ
「サスケこれ。」
ユヅキはオレに弁当を渡した
ユヅキ
「一回顔洗ってくるよ。先に行ってて。」
ユヅキの言う通りにオレは先に行った
そして、ユヅキに渡された弁当を窓に寄りかかりながら食べていると
縄で縛られ部屋の中で拘束された
そしてオレに化けたあいつが外へと繰り出して行った
サスケ
「んー!んー!」
くそ‼︎ナルトのヤロー…、変化の術でオレに化けやがって…
いったい何を…
ユヅキ
「何してるの?」
ユヅキが来た
ユヅキはゆっくりとオレの近くまで来て、口に貼られたテープをゆっくり剥がした
ユヅキ
「…サスケ。誰がやったの?これ」
そう言ったユヅキの顔は笑っていた
でも、目は全く笑っていなかった
サスケ
「ナルトのヤローだ…」
オレの言葉に驚いているユヅキ
すると、
ユヅキ
「なんだ、ナルトくんかぁ。」
途端に表情が緩んだ
ユヅキ
「で、サスケ。この縄、私に解かれるのと、自力で解くのどっちがいい?」
…これは、ユヅキがオレのことを考えて質問している
アイツに縛られたのを、オレが解くか、他の人間が解くかが鍵なんだろう…
メンツなんて気にしちゃいないが、赤の他人から見れば
ドベに出来ることの反対のことが、首席にできないわけがないということだろう
なら答えは決まっている
サスケ
「自分で解く。ユヅキは昼飯食ってろ。」
ユヅキ
「じゃあ、そうするね。」
程なくしてオレは縄抜けの術で縄を解くことができた