第2章 幼い頃の思い出
ご飯を食べ終え、サスケとユヅキはイタチの所へ行った
サスケは少し眠いのか何度かあくびをしていた
するとちょうど中からイタチが出てきた
イタチ
「‼︎ どうしたんだ?こんなところまで来て。」
イタチは目の前にサスケとユヅキがいることに少し驚いていた
サスケ
「母さんが、今日は兄さんもうお仕事終わりだって言うから迎えに来たんだよ。」
サスケはイタチの隣に駆け寄り、手を握った
先程まであくびをして眠そうだったのに、少し元気になったのかもしれない
イタチ
「ユヅキもか?」
イタチの問いに、ユヅキは大きく頷いた
イタチ
「そうか。」
イタチは優しく笑った
しばらくその場で話していると
???
「お、イタチじゃないか。久しぶりだな。」
後ろから声が聞こえた
イタチ
「‼︎ カカシさん‼︎お疲れ様です。」
軽く会釈をするイタチ
サスケ
「兄さ〜ん、早く帰ろうよ。」
また眠気が襲ってきたのかあくびをするサスケ
イタチ
「すみません、カカシさん。ほら、おぶってやるから寝てもいいぞ。」
サスケ
「ん。」
サスケはイタチにおんぶされ、直ぐに眠った
ユヅキ
「サスケ、もう寝ちゃった?」
イタチ
「あぁ、ぐっすりだ。」
カカシ
「こっちのお嬢ちゃんはこの前の中忍試験に出てたな。えーっと、たしか名前は………。」
カカシがユヅキの方を見て言う
イタチ
「妹のユヅキです。ユヅキ、挨拶できるな?」
イタチはカカシに向かっていいながら、ユヅキの頭を撫でた
ユヅキ
「うちはユヅキです。いつも兄さんがお世話になってます。」
ユヅキはそう言い、カカシに向かって頭を軽く下げた
この様子にカカシは笑った
カカシ
「イタチ、お前の妹はすごいな。まるでイタチと歳が変わらないように見える。」
ユヅキ
「ありがとうございます。」
カカシの言葉にユヅキは頭をまた下げた
カカシ
「この歳で礼儀正しいとは、末恐ろしいな、全く。将来が楽しみだよ。」
笑いながらカカシはユヅキの頭を軽く撫でた