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日々草をたずさえて:番外編【青春×機関銃】

第4章 再開幕途中


「私は見てる方が楽しいんです」
「嘘は言ってないけど、本当のことも言ってないよね。ま、いいんだけどさー」

やっぱり永将さんは気がついてるんだろうな。
私からは絶対に言わないけど。

「これから楽しくなりそうだし、今年のTGCも見においでよ。ホシシロとトイ☆ガンガンの紹介って言えば亀梨さんも入れてくれるでしょ」
「あんまり目立ちたくないんだけどなぁ・・・」
「あはは。多分それはもう無理なんじゃないかなー。結構有名だよ」
「どうしてそんなことに・・・」

私はただ平穏に過ごしたいだけなのに。
そもそもサバゲーやってないから有名になるはずなんてないのに。

「じゃ、そういうことで帰るねー。あ、花子に見送りに来てもらったのは本当に花子と話したかったからだよ。病院じゃゆっくり話せないでしょ?」
「まぁ確かに職場は一緒ですけどね」

同じ星白総合病院の勤務だけど、永将さんは小児科医、私はメディカルソーシャルワーカーとしての勤務だからね。
ゆっくり話す時間なんて殆どないもの。

「それじゃあまたね、花子。正宗にもよろしく」
「正宗にはよろしくしません。」
「あはは。厳しいなー」

随分上機嫌で帰っていったけど、そんなに上機嫌になるようなことでもあったのかしら。
あんなに楽しそうな永将さん、あんまり見ないけど。
何か変なこと考えてなきゃいいんだけど。

さて、あんまり遅いと透の機嫌も悪くなりそうだし早く戻らないとね。



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