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日々草をたずさえて:番外編【青春×機関銃】

第6章 戦闘訓練幕後


「・・・で、蛍に説明したの?」
「まあね・・・」
「それはちゃんと説明したってこと?」
「・・・」
「ま、私があれこれ言えるような立場じゃないからあんまり深くは聞かないけど」

透が何も言わないってことは、細かくは説明してないんでしょうね。
時間もそんなになかっただろうし大まかな説明をしたってとこかしら。

「私の我が侭が巡り巡ってあの結果になってしまった部分もあるから、気にはしてるのよ。これでも」
「別に花子が悪いわけじゃないし、気にすることないんじゃないの?」

透も正宗も、私のせいじゃないとは言ってくれるけど。
それでもやっぱり気にはしちゃうのよね。
私が、サバゲーを続けていればきっと私がトイ☆ガンガンに入ってたんだろうし。
もし入っていたら、あんな事にはならなかっただろうし。

「ま、気にするなって言ってもどうせ花子は気にするんだろうけど」
「透も私のこと分かるようになってきたわね。正宗のことしか興味ないと思ってたけど」
「花子だってまっつんと同じくらい気にしてるよ。あ、いや、やっぱりまっつんの方が上かも」
「うん、そこどっちでもいいわ」

どう考えても透にとっては正宗の方が上なのは丸分かりだもの。

「・・・俺はまっつんのためにサバゲー始めたようなものだから」
「知ってるわよ。あの時は本当に透に感謝したのよ」

私はあの時もうサバゲーは辞めていたから。
だから透がサバゲー始めてくれて本当に良かったと思ってる。
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