第3章 chapter 3
「こんな薄暗いとこ…」
「でも滅多に人が来ないからいいだろ?」
男子生徒と女子生徒の声。
どうやらカップルのようだ。
京香と俊は思わず隠れる。
「で?ヤルの?だったら早くしてよね。門限あるし」
「わーったよ」
『ヤルって…』
『やばいな…』
2人の悪い予感は的中し、カップルは服を脱ぎ始めた。
『どうしよう…どんくらいかかんのかな…』
『わかんないよ…』
するとカップルがキスする音が聞こえ、
女子生徒の喘ぐ声も聞こえ始めた。
俊が耳をふさごうとすると、次は京香からキスをしてきた。
『京香…』
『静かに。スリルあるでしょ?』