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【ハイキュー!!】鈍感女子とお疲れ男子

第8章 見かけによらず


「いいかお前ら。まずお前らがこれから絶対に守ることは…」

部活終わりの部室。澤村が立っているのを前に日向、影山、西谷、田中は星座をして話を聞いていた。

「…」

「授業中に寝ないこと!!」

4人の肩が一斉に上がる。

「そっからなのか…」

呆れたように東峰が言った。

「雪宮聞いてるか?」

華楓は部員が着替えてるので部室には入れない。なので入口のところで聞いている。

「聞いてマース…というか授業中あたし寝てません」

「え、華楓まじかよ」

「いや普通でしょ」

西谷が華楓に驚きの言葉をかけるがそれに対し華楓は瞬殺で返す。

「授業中寝ない代わり早弁ってのもなしだからな」

「それは無理です死にます!!!」

華楓が泣きつくように澤村に言う。当たり前だがお互い顔は見えていない。

「お先でーす」

月島と山口はその間に帰っていく。

早弁なしとか餓死するどうしよう本当に死ぬ…休み時間ある度におにぎり食べれば足りるかな…

テストではなく食事の心配をする華楓。すると話はもう終わったらしく日向と影山が出てきた。

「ねぇ華楓」

「ん?」

日向に声をかけられた華楓は日向に耳を貸す。

「あーいいね!絶対その方がいい!」

「だよな!おい影山行くぞ!!」

日向の言葉に舌打ちで影山が返すと3人は急いで学校を後にした。





「影山と華楓も勉強できないっての意外だよな〜影山頭の回転速そうになのに。華楓だって利口そうなのに…」

「影山は頭ん中完全にバレーの事だけなんデショ。華楓は得意不得意が激しいっぽいし」

「月島!!!―さん!!」

「ツッキー!!」

下校中の月島と山口に3人は追いついた。

「勉強教えてくれ!!!…さい!!」

「えっ嫌だけど。」

流石ツッキー性格悪し!

心の中でそう思った華楓は日向に乗っかりさらに頼む。

「ツッキーまじでお願い!ほんっと赤点だけは回避したいんだよ!!」

「部活前後ちょっとくらいならいいんじゃない…?」

山口ぃ!感謝!

「…ちょっと小さいの2人に頼ませるって卑怯じゃないの?そっちのでっかい方」
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