第7章 マネージャーと仕事とデートと
東京ね…仕事とかでよく行ってるし母親とかもそっちにいるから特別って感じはしないな…
「勿論」
「行きます!!」
華楓が1人で考えている間に話が進んでいく。
武田先生が話しているがぼーっとしている華楓に聞こえているはずがない。
「忙しくなるなあ…!」
「だな!清水もな。初遠征だもんな!」
何故か潔子さんに話を振った菅原の声だけ聞こえていた。
「…うん。私も頑張る」
この言葉が華楓の頭の中ではてなに染まった。
部活が終わり更衣室にて
「あの…潔子さん…」
「何?」
「私も頑張るってどういうことですか?」
えっとね…と少し考えてから潔子さんは話し始めた。
「前々から考えていたんだけど、マネージャーをもう1人増やそうと思うの。華楓ちゃんが仕事とかで丸1日いない時だってあるでしょ?そしたら私達3年がいなくなった時に大変だから。で、いい機会だからマネージャー募集してみようかなって」
潔子さん…色々と考えてくれてるんだな…
「確かにあたしの仕事がある時に部活に参加をするのは難しいと思います。だから…マネージャー募集手伝います!あたしだってマネージャーですから!!」
「ふふっ…ありがとう」