第5章 仲良し(?)3人組
にろの方からメールもらうってなんか嬉しいな。
うふふと1人で喜びながらイヤフォンをして下車駅まで華楓は過ごすことにした。
最寄り駅で下車した華楓は自分の歌を鼻歌で歌いながら家までの道のりを歩いていた。
5分ほどで家に着いた。
ガチャ
「ただいまー。」
「華楓〜っ!おっかえり〜☆」
テンションをあげて家の奥から出てきたのは従兄で青葉城西高校男子バレー部主将の及川徹だ。
「…(ガチャ」
バンッ
「痛っ!!ちょっと華楓〜いくら俺が従兄だからって顔面を傷つけるとは酷くなぁい?」
華楓が扉を閉じたタイミングで及川が華楓の方にとんでいったので及川の顔面に扉が当たったのだ。
「『なぁい?』じゃねぇよ気持ち悪っ。いちいちそんな出迎え方しなくてもあたし高1だよ?絶対ガキ扱いしてんでしょ?」
「うん☆」
「うざ(キッパリ」
「酷っ!!」
扉越しに華楓と及川が揉めていると家の奥から1人の声がした。
「おいクソ川、扉から離れねぇと華楓が家ん中入れねぇだろクソ川。」
「クソ川2回も言わないでっ!」
「ガチャ バンッ)あ、岩ちゃん!」
華楓が岩ちゃんがいることに気付き扉を勢いよく開けると扉に寄りかかってた及川が地面に叩きつけられた。
「…痛い」
「…悪気はないから…多分」
「自業自得だろこれ」
「岩ちゃんさっきから酷くない?酷すぎない??」
「「お願い静かにして近所迷惑(キッパリ」」
「ごめんなさい(即答」