第3章 二口流対応策
「…金属バットでいろんな人ぶっ飛ばしてました」
「…」
雪宮華楓普通じゃない!!!!
全員がそう思った。驚いていないのは二口とその本人である華楓だけ。
にろめ…余計なこと言いやがって…先輩達ビビってんじゃん…
冷静に見えて内心はこう思ってた華楓。
華楓はニコッと笑って
「…まぁ何もしてこなければあたしも何もしないんで安心してください」
「いや何もしてないのに突っかかってきたら本当に怖いわ」
笹谷が思わず口にする。
「なんか癖になっちゃったんですよねぇ…家柄上」
「え、華楓ちゃんて武士とかの末裔だったりするの?」
茂庭は少し興味を持ったらしく華楓に聞く。
「武士ではないです。誰の末裔だったかは忘れましたけど、確か忍者とかそっち系っていうか戦術とか武術教える家系だったみたいです」
「まじかよ…」
鎌先も驚きを隠せず声に出る。
「いやぁただ可愛いだけじゃないんだね…びっくりした」
茂庭も驚き言った。華楓はその言葉に返すように言った。
「世の中可愛いだけじゃダメなんで」