第3章 二口流対応策
「…青根、頼んでいいか?」
流石にやばいと思ったらしく茂庭は青根を召喚した。茂庭に言われコクンと頷くと力ずくで二口と鎌先を離した。
「おぉー…」
「青根凄いだろ?」
余りの青根の力強さに唖然とした華楓。その華楓に茂庭は誇らしげに言った。
「何いってんスカ茂庭さん。華楓よりは怖くないっすから」
え、何?にろ何考えてんのさ…
二口は微笑しながら言った。
「こいつ相当ぶっ飛んでるんで、軽い気持ちで関わるとやばいですから」
「何言ってるのかなにろくん…?」
華楓が声をかけたと同時に二口は華楓にニヤッと腹黒そうな笑いを見せた。
にろのドSモードだああああ::( 'ω' )::
鎌先さんのブレザー被ってから頭可笑しくなったのかな?ここは様子を見ながら…
「あ…えっと…」
「え、何言ってるの二口、別に怖くもないしぶっ飛んでもないじゃん華楓ちゃんのどこが怖いのさ」
茂庭が二口の言葉に疑問を持ち問いかける。
そーだよこの健全な女子でみんなの憧れ雪宮華楓のどこが怖いんだよ!
「もしかしたらこいつ、青根より強いんで」
「え!?」
はあああああああ!?にろほんと何が言いたいんだよおおおお!!…ってまさか喋るの!?
その場にいた者全員が二口の言動に首をかしげる。
「華楓、言っていいよな?」
「…どうせダメって言っても言うんでしょ?」
「流石っ!よくわかってる」
…にろは相変わらずまんまだな…
「こいつ昔っからチャンバラとかそういうの得意っつーか、剣道とか空手的なの好きで、俺の同級生のヤツとかが絡んでくるとその度に…」
「あ、木刀とかでぶっ飛ばしてたんだな!」
鎌先が二口に言って少し間があき二口が言った。