第3章 二口流対応策
「華楓さ…家どこ?良かったら一緒に帰らね?」
青根との会話を終え、体育館内にいる華楓の元に寄ってきて話した。
「え、いいの?でも電車乗って帰るようなところだけら駅までだけど…」
「んじゃあ駅までね。青根も一緒だけど」
「あ、うんわかった」
その時後ろでは3年の先輩たちがはしゃいでた。
「あっ!…」
「えっ!?」
茂庭、鎌先、笹谷が声を上げたのに釣られて華楓と二口も声を上げた。すると二口の頭上から
ドサッ
「…」
鎌先が先程振り回していたブレザーが見事着地した。
「…ぶっギャハハハハ」
「…かまち…ブフッ…うるさ…ハハハ」
「ちょっとお前ら二人ともうるさい!二口、大丈夫か?」
鎌先と笹谷が笑いだしそれを必死に止めつつ二口の心配をする茂庭。鎌先と笹谷の様子を見て笑うのを我慢していた華楓も耐えきれずに本音をしゃべり始める。
「え、にろのその被り方笑える笑てか古代ヨーロッパの芸術にありそうこうゆうの」
「ギャハハハハハ、雪宮そうゆうの笑っちまうだろ、ハハハハ…ってうおっ!」
二口は無言で被っていた鎌先のブレザーを本人に返すように投げ話し始めた。
「それ鎌先さんのですか…そーですか…3年生の中でブレザー回し流行ってるんスカ…」
二口は無表情で鎌先に少しずつ近づいている。
「ふ、二口!?お、落ち着け!悪かったって!!」
かまちが素直に謝ってる!?!?
茂庭と笹谷の2人はこの光景に思わずそう思った。
華楓も
え、これってまずいやつじゃん?二口が無表情::( 'ω' )::