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日々草をたずさえて【青春×機関銃】

第7章 戦闘開始


「承知しましたっ。立花も全力でやらせていただきます」
「・・・頼んだぜ蛍」

三人が作戦について詳しく話している中、花子は思い出したかのように立花に声をかける。

「あ、蛍。フィールドではちゃんとセーフティ外さないとダメよ?外し忘れとか時々あるんだから」
「やだなー、山田さん。流石の立花でもそんな初歩的なミスしないですよー」

撃とうとしてセーフティーがかかったままになっているという事はよくある事。
TGCに参加するような人物が初歩的な失敗をする確率は限りなく低いが、立花はサバゲーを始めてまだ日が浅いし何よりTGCの雰囲気に慣れていない点もあわせて少し心配になったのだ。

そんなやり取りをしていたが、開始時間が迫ってきたため松岡達はフィールドへ。
花子はフィールドが見渡せる場所に移動しようとしたが、空を見ると厚い雲に覆われ遠くで雷鳴もするほどに天候が不安定になっていた。
そのためセーフティーエリアに向かうことにした。
そこなら屋根もあるため、雨が降ってきたとしても凌ぐことが出来る。
フィールド内はあまりよく見えなくなるが、松岡の作戦から行くと基本は森の中での戦いになると予想出来る。
森の中は見えなくなるため、観戦していても殆ど意味をなさなくなるのだ。
それならばいっそのこと、と花子は考えたのだった。

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