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日々草をたずさえて【青春×機関銃】

第7章 戦闘開始


「え?」

松岡が考えた作戦を聞いた三人は、普段の松岡らしくない作戦に少なからず驚きを見せた。

「ま、待ってください!!それってつまり・・・」
「なんだよ。これ以上の案があるなら言ってみろ」
「それは・・・」

立花が抗議の声をあげるも、松岡の言う通り他に松岡を納得させるだけの作戦を出すことが出来ない。
出しだとしても、松岡に論破されるのが目に見えて分かっている。
サバゲーの知識もそうだが、ホシシロというチームをよく知っているのは当然松岡の方なのだ。

「ゆ・・・雪村さん・・・」
「いいんじゃない。・・・まっつんがそう言うなら俺は従うだけだよ」
「そんな・・・山田はどう思いますか・・・?」

雪村に助けを求めるが、その雪村も松岡の意見に賛成だった。
雪村なら何か代替案を出してくれるかもしれないという期待が少なからずあったのだろう。
花子なら、と立花は縋る思いで尋ねた。

「私が実際に戦うわけじゃないから、あんまり作戦には口出し出来ないかな」
「そ、そうですよね・・・」

花子の言う通りだった。
あくまで花子は観戦者なのである。
トイ☆ガンガンのメンバーではない以上、深い所には関わらないようにしている。
あからさまに落ち込む立花だったが、何やら思うところがあったのか一転松岡の意見に賛成した。
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