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日々草をたずさえて【青春×機関銃】

第7章 戦闘開始


「・・・なんかすごい人が集まってきてますね・・・」

トイ☆ガンガンとホシシロの組み合わせが決まってからというもの、一回戦が行なわれるフィールドにはTGC参加者が集まってきていた。

「まぁね。・・・いてて」
「コンタクト入れるのも大分慣れたわね、透」
「そりゃあ何回も入れてるからね」

普段眼鏡をかけている雪村は、サバゲーをやる時だけコンタクトを入れている。
しかしやはり眼鏡がないと落ち着かないのか、ゴーグルは眼鏡に近い形のシューティンググラスを着用している。

「ここのフィールドは四つに分かれてて、俺達がこれからやるのは森メインの場所なんだけどこうやって上から見学出来るからね。森の中入っちゃうとあんま見えないけど」
「私も上から見るから、頑張ってね、蛍」
「はいっ。もちろんですっ!」

雪村の説明の通り、森メインのAフィールドは木々に遮られはっきりと観戦することは出来ない。
だからといって見ないわけにはいかない。
緑にも言われたが、どちらを応援するというわけではない。
トイ☆ガンガンとホシシロがどのような結果を残すのか。
花子は自分の目でそれを見なくてはいけない。

「皆勝敗が気になってるんだよ。ったく見せもんじゃないってのにさー」
「まぁまぁ。仕方ないと思って諦めなさい」
「花子は出ないからこの見世物感覚が分からないんだよ」
「・・・そうね、私はあくまで観戦者ですものね」
「・・・ごめん。言い過ぎた」
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