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日々草をたずさえて【青春×機関銃】

第5章 戦闘訓練


「・・・もうね、私は思ったの。トイ☆ガンガンのメンバーじゃないけど、マネージャーなんだって。そう思うようにしようって」
「お、マネージャーか!それは良い考えだな!」
「良い考えだな、じゃないわよ!毎回付き合ってあげてるんだから感謝しないさい!」

とある日の夕暮れ。
またしても松岡に呼び出され、花子は月城荘に来ている。
仕事終わりのため、カジュアルスーツの格好である。
呼ばれても来なければいいのだろうが、放っておくと松岡と雪村が何をしだすか分からないためなんだかんだ付き合っているのである。

「じゃあ花子も来たことだし、これから戦闘訓練に入るぞ!」
「はぁ!?まさかこんな日暮れからサバゲーフィールド行こうなんて言わないよね」
「今から行くとか言ったら私帰るからね」

雪村達は走り込みをした後、花子は仕事帰りということでこれから移動することだけは断固拒否している。
流石に翌日に仕事がある中、遠出までするほど付き合う必要が花子にはない。

「移動時間がもったいねぇよ。だから、月城荘の庭でやる!!」
「いやいやいや・・・確かにここはまっつんが勝手に改造してフィールドもどきになっちゃってるけどさ・・・近所迷惑でしょ・・・」
「騒音で部屋追い出されるわよ」
「わかってる。だから今日俺達が使う銃は、これだ!!」

松岡がそう言って取り出したのは水鉄砲。
つまり住宅地で発砲するわけにはいかないため、音も出ずかつ戦闘訓練が出来る水鉄砲で擬似ゲームをするということである。
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