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美しき黄色な日常

第1章 平凡の中で


神楽の質問に、銀時は首をひねる。

私も、少し夜景以外を考えた。

万事屋に、沈黙が流れる。

そして、しばらくたったとき。

「あああ!!!!」

そう叫んだのは神楽だった。

「どうしたの神楽ty…「おい新八!!お前ちょっと耳貸すアル!!!」

神楽はそう言うと、新八の耳を引っ張ってどこかへと消えて行った。

私と銀時は、お互いに首をかしげた。








・・・・・・・・・・・・・・・
しばらくすると、二人ともニヤニヤしながら帰ってきた。

「遅かったじゃない、二人とも。」

私と銀時は、とっくに別のことをしていた。

いや、銀時はまだジャンプ読んでるけど。

「ふっふっふ…。秘密アル。」

そういうと神楽は上機嫌にソファーへダイビングした。

頭にクエスチョンマークが浮かぶ。

「まあまあ。ところで、銀さん!」
「んあ?何。」

…多分銀時今寝てた。

「買い物、ついてきてくれませんか?」

新八は笑顔で銀時に寄っていく。

「はあ?ごめーん、今銀さん忙しいのー。今ちょうど小林がねー…。」
「ついてきてくれますよね??」

今度は念を押すように言っている。

「…あのさあ、新八君。君、そんな歳になってもまだ誰かについてきてもらわないと、買い物にすら行けないわけ?」
「一人でトイレに行けない小学生みたいなノリで言うのやめてもらえます?」

新八は続けた。

「買い物、僕一人じゃ袋持って帰ってこれないんですよ。それに、神楽ちゃんに頼むといろいろ危ないし…。……銀さん、嫌なんですね。わかりました、じゃあ緑さん、一緒にいk「ああなんか今全部読み終わっちゃった!!小林死んだわ!めでたしだわ!!お?買い物??わーはりきって行っちゃうよ銀さん!!早くいこーぜ!!」
「遠足に行く小学生アルな。」

神楽の静かなツッコミが万事屋内に響いた。
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