第2章 ハンター試験
「あれ?何あのサル」
気がついたらまた出遅れてしまうし。まったくレオリオが渋るからだよ。
「……………君たちが騒いでいる間に一悶着あってね。」
「あーあ。また出遅れるし。これもそれもレオリオが出し惜しみするから。」
「お代わりはねぇだろ!お代わりは!!!」
「やれやれ。あ、レオリオ、足気をつけて。クラピカその草刺あるから気をつけて。」
「お、おう!」
ジャンプして穴を避けるレオリオ。
………んー。元気そうに振舞ってるけど結構限界っぽいなー。クラピカも平然そうだけど、危ないし。それにこの霧は危ないし。
「レオリオ、クラピカ。手繋ご」
「「は?」」
「だって、この霧深いし、はぐれたら嫌だし。」
「反対だな。誰かが落ちたらどうする?」
「私がさっきみたいに言うから大丈夫大丈夫。バラバラだと私も分かんないし。ほら。」
私が真ん中で右レオリオ、左クラピカで走り出した。
「レオリオー、クラピカー、レイナー!キルアが危ないから前へ来いってー!」
ゴンの声が聞こえた。
「出来たらやってるっちゅーの!!」
「あ、レオリオ、足元穴あるよ。」