第3章 二次試験
「ばっ!止めろ!!!!」
「なーに恥ずかしがってるの。もー可愛いなぁ。ぷぷっ!! ただどの子がタイプか聞いているだけじゃん!!お姉さんに教えなさいっ!」
えろ本をぐりぐりと押し付ける私にキルアは顔を真っ赤にして、それを拒否する。
「………何してる?」
それをいつの間にか来ていたクラピカが呆れた顔で私たちを見ていた。
「あ、クラピカ。ねぇねぇ、クラピカ的にはどの子がいい?私的にはこの巨乳がオススメなんだけど……」
クラピカを標的にし、私はにやにやとえろ本を見せた。
「…………女子の言葉とは思えんな。レオリオの私物といったところだろうが………レオリオはどうした?」
かわされてしまった。
「そっ、そうだよ!大丈夫か??」
それに便乗して逃げようとするキルアを逃がさまいとホールド。
「はっ、離せ!!馬鹿!!」
「教えてくれるまで、は、な、さ、な、い、ぞ。ぷーくすくす!!」
「ゴン!!ゴン!!助けろぉぉぉーーー!!!!」
当のゴンはレオリオの怪我の様子を見るのに真剣で、こちらのことなんか気に止めてもいない。
「ぷー!!観念するのだ!! …あ、もしかして、貧乳の子の方が好きだった?」
「ちげーよ!! つか、離せ!!!!」
キルアはからかい甲斐があるなぁ。