第2章 ハンター試験
「クラピカの服、もしかして民族衣装?」
「そうだが?」
「綺麗な服だね。誰かが縫ってくれたんだねぇー」
「………………ああ。」
「クラピカの一族かー。美形が多いんだろうなー」
「……………………」
?
「どうした………あ、レオリオ」
クラピカも気になったが、いきなり立ち止まったレオリオの方を見る。
「お嬢ちゃん、構わず前へ進むんだ。脱落者をいちいち気にしてちゃ…… 」
「おっちゃーん。脱落するんだったらこのバック貰っちゃうねー」
私は持っていたバックを持ち上げた。
「………………こんなところで脱落して………たまるかってんだちくしょおおおお!!!!って、なんでお前俺の持ってんだよおおおおお!」
上半身裸のレオリオがツッコミながら走り出した。