第3章 出会い
4Fの彩の部屋
彩「んっ」
雅臣「起きた?」
彩「此処は?」
右京「貴方のお部屋です」
彩「私どうして此処に」
要「覚えてないの?」
棗「熱で倒れたんだよ」
彩「そうなんだ」
雅臣「寝不足だった?」
彩「家の片付けで忙しかったりバイトをやってるので」
右京「バイトですか?」
彩「はい」
要「バイトって何やってるの?」
彩「喫茶店で働いてます」
光「今は寝てろ」
彩「はい」
彩が寝て
雅臣「寝るの早いね」
右京「そうですね」
♪・。♪*+o♪・。♪*+o
右京「バイト先からですね」
雅臣「彩ちゃんには悪いけど出ようか」
?【もしもし彩ちゃん】
雅臣「スミマセン……彩ちゃんの兄ですが」
?【お兄さんですか?ちょうどよかった】
雅臣「え?」
?【私は彩ちゃんが働いてるお店の店長の紺野水織です】
雅臣「どうかしましたか?」
水織【彩ちゃん毎日バイトをしてるです】
雅臣「え!?」
水織【なので来るなら週に2日か3日に説得してくれませんか?】
雅臣「わかりました」
水織【では、失礼します】
電話をきって
右京「どうかしましたか?」
雅臣「彩ちゃんが倒れた原因過労からくる風邪だね」
光「まさか」
雅臣「学校に行きながらバイトを毎日やってるみたい」
要「そんなに働いてるの!?」
雅臣「うん……店長から頼まれてね」
彩「んっ」
棗「今は寝かせたほうがいいな」
雅臣「そうだね」
右京「また後で来ますか」
要「じゃあ行こうか」
光「先行っててくれ」
雅臣「わかったけど起こさないでね」
光以外いなくなって
光「起きてるだろ」
彩「……バレましたか?」
光「全員気付いてると思うよ」
彩「スミマセン……迷惑をかけて」
光「そんなことない……少しは甘えたりしろよ」
光がいなくなって
彩「甘える……か」