第4章 家庭訪問
彩の部屋
彩「なんで、死んだの亮真先輩」
彩「私が死ぬはずだったのに」
泣きながら寝て
リビング
絵麻「ただいま」
侑介「はぁ」
右京「絵麻さん少しよろしいでしょうか?」
絵麻「はい」
右京「彩さんは何かあったですか?」
絵麻「どういうことですか?」
右京「いえ、なんでもないです」
絵麻「でも、昨年の冬に2週間程度入院してました」
光「入院?」
絵麻「なんか、疲労気味で」
雅臣「疲労で2週間も入院するかな」
絵麻「お父さんに聞けばわかると思いますが」
要「聞かなくていいよ」
椿「気になる」
要「聞かなくていいよじゃあなくて聞くな」
右京「その方がいいですね」
雅臣「話してくれるまで待とう」
光「そうだね」
光(これ以上は無闇に踏み込まない方がいいかもしれない)
要(あの子が抱えてる闇は深そうだな)
絵麻「お姉ちゃんは?」
梓「部屋に戻ったよ」
絵麻「そうですか」
雅臣「どうかしたの?」
絵麻「聞きたいことがあったので」
棗「聞きたいこと?」
絵麻「えーと」
侑介「家族になったんだから遠慮なく兄貴たちに言えよ」
絵麻「実は、私短期留学生とに選ばれたので保護者の氏名が欲しいです」
椿「短期留学!?」
絵麻「2週間なんですけどアメリカであるんです」
雅臣「署名なら僕が書くよ」
絵麻「ありがとうございます」
右京「パスポートは持ってますか?」
絵麻「はい」
雅臣「いつから行くの?」
絵麻「1週間後に行きます」
侑介「慧斗も代表しとて行くよな」
絵麻「うん」
右京「そういえば彩さんは海外留学したことあるですか?」
絵麻「いつも断ってます」
要「断ってるだね」
絵麻「はい」
侑介「お前2回目だよな」
絵麻「なので、パスポートは持ってるから平気です」
雅臣「じゃあ、その心配はないね」
絵麻「はい」
侑介「今回の留学って」
絵麻「私は語学と文学だけど慧斗はバスケもです」
侑介「そういえば行くところってバスケで有名な高校だよな」
絵麻「うん」
雅臣「書いたよ」
絵麻「ありがとうございます」
光「あんた英語得意なんだね」
絵麻「はい」
侑介「英語のテストいつも満点だよな」
絵麻「お姉ちゃんが教えてくれて英語好きになったの」
光「彩が?」
絵麻「はい」