第25章 《 side S 》甘い(裏
「…んぅっ、おっきい…っ…」
ゆっくりと挿入される
「おい、あんま、締めつけんな…」
切羽詰まった静雄の表情が、彼の興奮の度合いを示す
「動けねぇだろ……」
「静雄のがおっきいから、悪いんだよ……」
わたしがそう言うと、耳元に近くなる声
「じゃあさ……無理やり動くしか、ねぇよな…?」
奥まで入ってたのが引き抜かれ、一度だけ大きく突かれる
「ひゃうっ…!!」
「こんな程度で…可愛い声、出すなよ……
これからもっと、気持ち良くなるんだからな…」
その深い声は、甘く優しく耳元に響く
そしてゆっくりと、次第に激しく、出し入れを繰り返す
「んぁぁっ…!きもちっ…い……はぁっ、はぁ、……んっ……」
そうやって動くだけじゃない
手は次第に胸へと届き、突起を指先で優しく撫で回した
それが気持ちよくてわたしが息を荒くすると、静雄は興奮してもっと突いてくる
時折髪を撫でて、格好良い笑顔で「可愛い」なんて言うから…
何回理性が飛びそうになったことか…
「なあ、、……気持ち良さそうなお前の顔、もっと、近くで見たい…」
突然静雄がわたしを抱きしめて身体を起こさせる
それも、挿れられたまま……
「ネットで調べて、やってみてぇって思ったからよ…座位…」
「そんなこと調べたの……?」
不安気な視線が向けられる
「引いたか…?」
そんなことない…むしろ、愛されてる気がして、すごく嬉しい…
「可愛いよ」
「なんだそりゃ」
照れくさそうに笑う彼がとても愛おしい
しばらく見つめ合ってから、精一杯の力で静雄を抱きしめた
「なあ、動いていい?」
わたしが上に座ってるから、静雄の方が少しだけ目線は低め
上目遣いでおねだりしてくるのが耐えられない…
「うん」
首に腕を回して顔を首元に埋めてみる
それを合図に、下からガツガツと突き上げられる…
「はぁっ……、の喘ぎ声、すげえ、耳元で聞こえる……」
「んぅ、んっ、……はぁ、ん、んぁっ……」
すげえ聞こえるなんて言われたら恥ずかしいに決まってる
だから声を抑えようとしてみるけど、どうしても出てしまう
「なあ、無理矢理声抑えようとしたら、…逆にエロいぞ?」
「やだもう………んっ……」
はあ、恥ずかし…