第25章 《 side S 》甘い(裏
静雄のがますます硬くそそり立ち快感に悶える声が多くなってきた時、突然起き上がって私が押し倒される形になった
「おいお前…なに俺の言うこと無視してんだ。」
「え…?」
いつもより低い声がこんなにも間近で聞こえる
恥ずかしい…
「イきそうっつってんのに、挿れてぇって何回言えば分かんだよ…」
はぁはぁと息を荒げながら言う彼はとても色気に満ちていて、否とは言えない状況
いや、それどころか私の身体が静雄を強く求めている
「ごめんね…?そんなこと言われたら挿れてほしくなっ……んぅっ…」
静雄のが私の陰部に触れて、それがすごくとろとろに濡れていて、入ってないのに声が上がる…
「あんま煽んな…また生でお前のこと犯すとこだっただろーが」
「ゴム、あるの…?静雄が買ったの?!」
「そんなに可笑しいかよ…」
「ネット通販?静雄そんなことできるの?ガラケーでネット通販ってできるの?…」
「バカにすんな」
部屋の中にある少ない収納の中でも小さめの引き出しを開け、小箱を取り出す
思ったよりもスムーズにそれを付け終わると、また上に乗って私に囁きかけた
「お前のこと、大事にしたいからな。まだ金も無いし、そんな状態でお前のこと孕ませちまったら可哀想だろーが。」
素敵な男性だとは思ってた
でも静雄はそれ以上だった
私の想像をはるかに上回った
目を見て真剣に話してくる彼の首に腕を回し、優しくキスをした
「お金があったらどうしてた?」
「素直に俺が金無いの認めんなよ…」
「ふふ、ごめん。ね、どうしてた?」
「そりゃ…今すぐにとはいかねぇけど、もっとお互いのこと知って、好き好き言いまくって、いつか…な…」
なんだこの彼氏……可愛い……!!
「静雄、大好き」
「俺も。」
「……じゃあ、やりますか」
「…おう」