• テキストサイズ

【デュラララ!】究極選択Ior S

第23章 《 side S 》寂しがり屋さん




結局家を出たのは昼の11時


ちょうどお互い腹も減ってたから、家を出てすぐに池袋にあるハンバーグが美味い店に向かった

勿論、徹底的に調べた上での店だ


昨日の夜にこのデートが決まって、
ベッドの中で腕にの頭の重みを感じながら、検索した

スースーと寝息を立てるが喜ぶ顔を想像して。


案の定喜んでくれた


ハンバーグの上でとろけるチーズを嬉しそうに見てた

俺はこいつの、笑顔が大好きだ
でも好きなのは笑顔だけじゃない

熱を含んだハンバーグを食べて、熱いせいか涙目になるところも、
苦しそうに水を飲む姿も、
ハンバーグをフーフーするところも、
全部全部、大好きだ



「行きたいとこあるか?」

プレートを全て食い終わったのを見て、にそう問いかけた
実を言うと俺は連れて行きたい場所がたくさんある


「んー…静雄は?」

期待通りだ

たくさん行きたい場所の中で、現在地から一番近いところを考える

それは、今日のはバイトの日と違って靴にヒールがあるから。
たくさん歩かせて無理はさせたくなかった



「ゲーセン行こうぜ」


は瞳を丸くして俺を見つめた

飲み干したコップの氷が、溶けてカランと音を立てる


「静雄が?」

「悪いかよ」
俺は少し笑いを混じえてそう言ってみた

は首を傾げ、考えるような表情を見せる


「イライラして、ゲーム機壊しちゃうんじゃない?」
「……あー…」



いや、デート中にそれは無い。


「行こうぜ」

俺は頬杖をついたまま、笑顔を向けた




ゲーセンはたぶんデートの定番だ

彼女が「これほしい!」って言ったもんを取ってやるのが彼氏だろ

何回かそんな光景を見たことがある


クレーンゲームとかそんなチマチマしたのは苦手なんだけどな……

デートだし…な。


/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp