第30章 明日へ
恵土「ありがとう、秀次;助かった;」
秀次「何で結界を張られたんだ?」
恵土「…私の中に常にあったはずの
「近界民の兵器」の気配が、完全に消え失せてる。
多分、埋め込まれた兵器が
内側から周囲に結界を張って、強引に上空に飛ばし
何もついてこない状態にしてから
全てのトリオンを使って近界に送るって設定されてたんだろ。
埋め込まれてから4日経ったら」
秀次「なるほどな。
それを殴って壊したことで
トリオンとしてエネルギー化していたそれらもまた崩れ、崩壊したということか?」
恵土「ああ。
白帝、やっぱり預けたままで良かったな^^」
秀次「そう思うなら後々起こることを説明しろ」
恵土「何言ってやがんだか。
迅に言われてきたんだろ?」
秀次「何でもかんでもお見通しか。ちっ」
恵土「あと白帝に引っ張られてきたんだろ?^^(にやにや」
秀次「黙れ。イラつく」
恵土「…ありがとう(微笑」
秀次「…気にするな//
やりたくてやったことだ(ぷいっ」
そう腕組みをしながら言うも
その際、思わず手を離してしまい…
恵土「い!!??;」
ひゅうううう
凄い勢いで落ちていき
木虎「!スパイダー!!」
緑川「グラスホッパー!」
即座に弟子二人によって、落下の衝撃を無効化された
だが…
恵土「ふへぇ~;(ぐるぐる」
目を回す恵土に対し…
緑川「そういえば高所恐怖症だったっけ;」
木虎「崖から落ちたことがあるって言ってたわね;」
黒江「それ以来、苦手みたい(頷)
高圧的な物言いをする人も(ちらっ(木虎を見る」
木虎「ガーン!!)!!・・;」
とばっちりを食らった木虎が白目になって燃え尽きた!?;
那須「やっぱり本当だったのね」
熊谷「え?何が?」
那須「恵土が言っていたのよ。
『親は、子を鍛えるために崖から落として
その一年後に生き残った者のみが、村で暮らす権利が得られるんだ!(拳握』と!(キラン」
びしゃあああん!!
その言葉に、衝撃が全員に走り…
熊谷「そんな荒行が!?・・;(汗」
緑川「通りでダンプにひかれても無傷なわけだ!!(納得&汗」
黒江「本物の野生を生き抜いた人!//(拳握&キラキラ」
その場にいた人たちは興奮気に呟いた;
(1月3日PM9:56~4日AM2:15更新、991~999(9ページ))